ザ・ボーイズ(The Boys)Season1第2話「始動」のあらすじ
新たな仲間「フレンチー」とスーパーヒーローへの制裁に対する葛藤
トランスルーセントを捉えたブッチャーとヒューイは、ブッチャーの古くからの友人フレンチーの家へおもむく。
事の成り行きを伝え、トランクに入ったトランスルーセントを見せるが、フレンチーは激しく動揺する。
厄介事には巻き込まれたくない様子。
「顔を見られた以上、生かしてはおけない」そう主張するブッチャーだが、ヒューイには容易に受け入れられることではなかった。
とりあえず、3人はトランスルーセントを使われていない飲食店に移し、
ヴォート社からの追跡チップでの捜索を逃れるように、部屋中を電波を遮るシートで覆う。
トランスルーセントはその部屋の電流の流れた檻の中に拘束された。
航空機墜落の真相と「ヴォート社」の野望
ボルチモア市長の飛行機墜落事故のニュースを見ながらオフィスで搾乳するマデリン。
マデリンはディープから墜落機の残骸の状況から、ホームランダーの仕業だと知らされていた。
ホームランダーを呼び出し「勝手な行動はするな」と忠告するが、彼はマデリンのためにやったことだと主張する。
彼は驚異的聴力で、マデリンがボルチモア市長にコンパウンドVの件で脅されているのを聞いていたのだ。
しかし、マデリンは「スーパーヒーローを軍に組み込む」というヴォート社の本来の野望のために、ホームランダーに自制と協力を求める。
彼の頬を擦りながら母親が子供をあやすように諭していく。何か異様な空気感が漂う。
夢と現実の間でもがく「スターライト」
スターライトはヒーローとして人命救助に重きを置きたい自分の信念と、
アイドル的な扱いでスターライトの演出を考えるヴォート社の意向に違和感を感じていた。
船着き場での犯罪者の取り締まり任務にディープと向かわされるが、
任務完了後、その全てをテレビカメラが追い二人の活躍を演出するヴォート社に、スターライトは不信感を募らせる一方だった。
その後、スターライトは普段着の状態の時に、善意で女性を暴行犯から救うが、その映像がSNSで拡散され、後に大きな問題となる。
「フレンチー」のひらめきと「ザ・ボーイズ」の焦り
トランスルーセントを監禁している3人だが、皮膚を炭素のメタ物質に変え、硬度もダイヤモンド並みに固くする能力には、
何をしても全く歯が立たたず途方に暮れていた。
ブッチャーは密かにCIA副長官を訪ねトランスルーセントに関する資料を貸してくれと頼むが断られる。二人は過去に関係を持っているようだ。
そんな中、フレンチーがある奇策を思いつく。
トランスルーセントの外側は鉄壁だが、内側は普通の人と変わらないのでは?とひらめき、彼の尻から体内に爆薬を仕掛けた。
一気にうろたえるトランスルーセントはAトレインのことをペラペラと喋りだして命乞いをする。
その頃、ヴォート社側もトランスルーセントの微弱なチップ信号から位置情報をある程度把握し、捜索隊を派遣していた。
「ヒューイ」が下す決断と「ザ・ボーイズ」の本格「始動」
上院議員のパーティーが開催されマデリンやヒーローたちも有力者への接待に勤しむ。
同時にマデリンは、ある有力者を陥れるための「罠」を仕掛けていた。
一方でヴォート社の派遣した捜索隊は依然トランスルーセントを発見できずにいた。
業を煮やしたホームランダーは自ら捜索現場に急行する。
防犯カメラに写ったホームランダーを確認した3人は危機感をつのらせ、ブッチャーとフレンチーは「ピッツバーグ」作戦を実行するため
トランスルーセントをヒューイ一人に任せ、出て行ってしまう。
ブッチャーとフレンチーがホームランダーに掛かりきりになっている時、
トランスルーセントは電気をショートさせ檻から抜け出す。
虫も殺せないようなヒューイの前を、トランスルーセントは堂々と歩きながら立ち去ろうとする。
起爆スイッチを持ったまま立ち尽くすヒューイは・・・。
ザ・ボーイズ(The Boys)Season1第2話「始動」の感想(ネタバレあり)
さて、いよいよトランスルーセントをとっ捕まえましたね。
ヒューイが意外と機転が利いて、ブッチャーがFBI捜査官ではなくて元FBI捜査官で今はフリーランスってことが判明。
フレンチーもワル全開のアウトロー感満載でなかなかいいキャラしてそうです。
フレンチーの彼女?相棒?のキマっちゃてる感じの彼女に顔をこねくり回されるヒューイ。されるがままのヒューイ。
大好き。
つーかボルチモア市長の飛行機撃墜事件は、マデリンの指示なのかと思ってたよ!知らなかったんだね。
まぁ、考えてみれば策略家の彼女がそんな暴走はしないか。てか搾乳って。彼女、子供居るんだ?
ワタシは「字幕・吹き替え」あまり気にせずどっちも観たりするんだけど、
(ただ単に最近は字幕追うのが辛くなってきちゃたお年頃?・・黙祷)
マデリン役の吹き替え「本田貴子」様。
策士な悪女をやらせるとピカイチだよねー。
有名どころでは、「ゲーム・オブ・スローンズ」の「サーセイ」役が強烈に印象に残っています。
声優さんネタで言うと、ブッチャー役の「宮内敦士」さんも数多くの作品で活躍されてます。
カール・アーバンには専属な印象だけど、
他には「ビリオンズ」の「ボビー・アクセルロッド」とか。
結構意外だったのが「レイ・ドノヴァン」の「バンチー」。
「あ、この声はあのドラマの〇〇だ!」って声優さんを辿る旅に出たりするのも好きな旅人です。
つまりこのブログでは独断と偏見で、ちょくちょく好きな声優さん情報入れちゃうよ。的な。
にしても、最強ヒーローのホームランダーを赤子のようにあやすマデリン。
まんざらでもないホームランダー。
極めつけは搾乳後のマデリンのブラウスの胸元の滲みを見て、「濡れてるね❤」って可愛くつぶやくホームランダー。
キメーよ!!!笑
なんだコイツラの関係性は。。いろいろ怪しさが増していきますね。(期待大)
キメーと言えば、「ドッペンゲルガー」っていうヴォート社所属のヒーロー。
ブヨブヨと変形していく様を目隠しされずにライブで見てたら、あの政治家は絶対トラウマになるだろ。
策士とは言え、マデリンの思考がエグいわ。
ちなみにドッペンゲルガーは原作には登場しない、ドラマオリジナルキャラだそうです。
そして夢と現実の間でもんもんとしてるスターライト。
自分はこう有りたいとかこんな風にやっていきたいって彼女の意見を表明しても、
彼女の指導係でもあるメディア担当のアシュリーに、
「うん、あなたのその考え方はすごく素敵、すごく大事。でもね・・・」って早口でまくしたてられてシャットアウトされるこの感じ。
居るよねー、こーゆータイプ。
彼女なりに仕事してるだけなんだけど、スターライトのストレスは溜まる一方。かわいそう。
そんなスターライトもディープに対しては、奴のセブンでの本当の立ち位置を把握して、
目を発光させながら啖呵切って威嚇してたね。良くやった!
ヴォート社に対する不信感を募らせていくこの流れで、最終的にはザ・ボーイズ側に付いて鬱憤爆発させて欲しいなー。
一方でトランスルーセントに歯が立たない3人は、途方に暮れてるわけですが、
亀を見ながら「内側から攻撃する」って思いつくフレンチーって凄くない?
ちょっといろいろ服用してるから発想の仕方が常人とは違うのかな?
でも彼らもホームランダーが目の前に現れるとなると、さすがにヤバいってなるんだね。
ただでさえドヤ度高めのお顔のブッチャーが、さらにドヤ顔で「ピッツバーグ」だって言ってフレンチーと飛び出していくけど、
ピッツバーグってなんぞ?って思ってたら、よそに注意をそらすための陽動作戦だったようです。
そんな中、一人残されたヒューイは、檻から抜け出したトランスルーセントと対峙することになるのですが、
ヒューイに起爆ボタンなんぞ押す勇気もないだろうと、たかをくくって立ち去ろうとするトランスルーセント。
葛藤していたヒューイは「KEEP YOUR HANDS CLEAN」(手を清潔に)と描かれたポスターを眺めながら、
自らの手を汚す決断をして、起爆スイッチをポチッとな。
最後にまた「トランスルーセントだったもの」を浴びるヒューイでグログロエンディング。
これでヒューイが完全に「ザ・ボーイズ」として「始動」するきっかけになったようです。
ザ・ボーイズ(The Boys)Season1第2話「始動」劇中使用曲紹介
Dans ma ruche / GUIZMO
こんなシーン
ブッチャーがヒューイを連れてフレンチーの家を訪れるシーン。
Neat, Neat, Neat / THE DAMNED
こんなシーン
ブッチャー、ヒューイ、フレンチーの三人でがトランスルーセントを監禁するための場所に到着するシーン。
やけくそ感と早くしないとヴォート社の追跡がはじまる焦りが曲調によくマッチしている。
La foule / YOUSSOUPHA
こんなシーン
フレンチーとブッチャーがトランスルーセントを倒すためのメタマテリアルを塗った銃弾を作っているシーン。
Translucent Explodes / CHRISTOPHER LENNERTZ
こんなシーン
フレンチーとブッチャーが「ピッツバーグ」というホームランダーへの陽動作戦を準備しているシーン。
Cherry Bomb / THE RUNAWAYS
こんなシーン
ヒューイがトランスルーセントに仕掛けた爆弾で、トランスルーセントを木っ端微塵にするシーン。そのままエンディングへ。